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石田衣良 『娼年』 

2008年02月12日 ()
<日記>

明日から一週間ほど旅行に行くんだけど、まさかの風邪気味。葛根湯飲んで、早めに寝ます。明日は朝早いし。

東京での用事を済ませてから、友人と合流しスノボへ。今年二度目、しかし人生三度目。そういえば雪山に行くと風邪が治ると言うし、ちょうどいいのか。いや、良くないけど。




<最近読み終わった本>

娼年 (集英社文庫)
娼年 (集英社文庫)
posted with amazlet on 08.02.12
石田 衣良
集英社 (2004/05)
売り上げランキング: 92702


最近テレビでもよく見たりして人気の石田衣良の作品、『娼年』。

娼婦ならぬ、娼年、つまりコールボーイのお話。そんなテーマの割りに読みやすく、なかなか軽い読後感。ライトなのに頭に残るシーンは多く、映像喚起力の強い文章を書く作家さんです。その点も含めて、すごくよくできている小説だなあと思いました。

世界観・空気感はいわゆるW村上以降の世代の作品をど真ん中でいっています。離人的な主人公はまさにその典型なんだけど、それが嫌味なく表現できているのは作家の腕でしょうね。話の展開の仕方、感情移入のさせ方、ある点での作家自身の考えの主張の仕方、それを上手く作品に仕立て上げて完成させています。その点ですごくわかりやすい作品。

インタビューで確か物語の大枠と登場人物を考えたらそこから先はほぼ自動筆記で制作される、と本人が言っていましたが、もう”小説”というものをどう書けば良くなるのかが理解できているんでしょう。制作部屋も公開されていましたが、悩んで悩んで創作するという感じがまったくしない、整頓されたモデルルームのような部屋でした。ある意味小説家の理想像を地で行く人なのかも。

こんな書き方をすると定型通りのつまらない小説なんじゃないか、とも思いますが、結構楽しんで読めました。良い意味でライトな読み応え。小説のひとつのメリットとして、「こういう視点もあるんだよ」ということがあると思うのですが、この『娼年』はその視点をまるで実用書のような整った形式で教えてくれる小説だと言えるのかもしれません。
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[2008.02.12(Tue) 18:32] Trackback(0) | Comments(0) 見る▼
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谷崎潤一郎 『春琴抄』に萌えてみる。 

2008年01月26日 ()
<最近読み終わった本>

谷崎潤一郎『春琴抄・吉野葛』

春琴抄



特に出会いがなかったので今まで手を出していなかった谷崎潤一郎ですが、この題材といい文体といい、作風はかなり好みでした。もっと早く読んでおいても良かった。

耽美派に入る作家で、この二作を書いた時期は生々しい表現を古典的文体によって構築することの可能性を追求した時期だとか。有名な『刺青』なんかの初期の作品とはまた結構雰囲気が違っているのかも。何にしてもしばらく谷崎作品を漁ってみよう。

春琴抄は盲目の美しい女性と彼女を慕う佐助という男の関係を描いたもの。これが関係としては完全に女王様と下僕。官能的であると同時に生々しくもなってしまう題材を、伝記的に描くことで悲哀であり幸福でもある寓話的世界観に仕立て上げています。

作品自体はあまりに素晴らしくて完璧なのは言うまでもないのですが、ひとつ落とし込んだ視点から見てみると、ここで描かれる春琴という女性は今の世で言われるツンデレなんですよね。ツンデレで盲目の薄幸な美少女でさらに女王様キャラ、という今のキャラ萌え文化が全て詰まっているような。萌え文学は川端康成の時代で既に完成していたんだよ、というのが一部で定説としてあるようですが、日本人の感性は古典の時代から変わっていないのですね。

なんていう考えが浮かんだのでちょっと検索してみたら、
春琴抄 ツンデレ - Google 検索
春琴抄がツンデレ小説だなんてもうかなり言われている話で。

僕の言いたかったことも、すっかり既に見事な言及が為されていたわけですよ。
春琴抄 ~明治文学に見るツンデレ ≪ YAGITCHE


ひとつ言っておくと、このツンデレ云々を考えずにも非常に楽しんで読めました。純文学として読むか、萌え文学として読むか、これは二者択一ではなくどちらの視点からも同時に楽しめる作品です。だから、谷崎の作風が好きと言ったのは決して萌え要素に惹かれたのではないわけで。ええ、そりゃもう誓って。


「吉野葛」もなかなか読ませる展開の仕方で、単純に面白かったです。


<ニュース>

実は…間違えて音読していたコトバランキング (from気にな・る・こ・と♪ Webらじおとかやってみたひ(ry)
ああ、上位のほうは初めて知ったものが多いです。


女ヶ沢(from続・妄想的日常)
じわじわきます。


amazonでザク5円?(from痕跡症候群)
値段もそうだけどきっちり100%OFFって表示されてるのが面白かった。


妻に「愛してる」と言ってみるスレ 「お義父さんとムコ殿」(fromぁゃιぃ(*゚ー゚)NEWS 2nd)
いい話だ。


NHK春のアニメ新番組、放送時間が決定(fromゴルゴ31)
これは覚えておいて見なければ。


睡眠時も外さずに1ヶ月間装着可能なソフトコンタクトレンズ(fromゴルゴ31)
現在も販売されている、酸素透過性の高い「O2オプティクス」という商品に、連続装用してもOKという承認が下りたというお話。実はまさにこのレンズを使っているんですが、つけたまま寝たら流石に違和感出てきて辛いですよ。というか一日中装着してるだけでもしんどいのに。


ピザトースト絵計画(fromugNews.net)
HELL KITTYってwあとキングクリムゾンの宮殿は怖すぎるよ。


iPod純正イヤフォンをそのまんま巨大化したスピーカ(fromugNews.net)
外出先で鞄からこれを出したら一回は爆笑をとれることうけあい。二回目は知らない。


漫画キャラの容姿今昔(fromぁゃιぃ(*゚ー゚)NEWS)
変わらないキャラのほうが少ないんですよね。初期ドラえもんの体型はすごくきもい。でも淡白なあの性格は好きです。
[2008.01.26(Sat) 21:45] Trackback(0) | Comments(1) 見る▼
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COMMENT

なるほどです by 明雄
いつも遊びに来ます。いつもアップ感服します。私も努力しないと・・・。もう寒いので風邪などに気をつけて下さい。また遊びに来ます。

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小野 俊太郎 『モスラの精神史』 

2008年01月24日 ()
<最近読み終わった本>

今回は正確には「最近読み終わるはずだったのに図書館の返却期限になり全部は読みきれなかった本」のコーナー。

時間がなくて読みきれなかったのが残念。なのでこの感想はあくまで流し読みした程度のものとしてさらっと流し読みしてください。

モスラの精神史 (講談社現代新書)
小野 俊太郎
講談社 (2007/07/19)
売り上げランキング: 105170


映画「モスラ」の製作された時代的背景やどのような思惑を製作者たちは持っていたのか。そして原作者と映画スタッフの方法論の違いなんかを、かなりの取材量で論じたなかなかの良書。

モスラの故郷は南国の島なんだけど、それは日本人のもつ南国観や島国としての大陸との関係意識なんかが影響しているという話とか、すごく興味深く読めました。あと、怪獣スペクタクル映画である「ゴジラ」との距離をとろうとしてどのような作り方が為されたか、とかこれを読んでから映画を見るとその深さに圧倒されることになると思う。

最終章でモスラの後継としての、宮崎駿によるナウシカの王蟲へとつながる人間と自然をつなぎ、あるときは破壊の神でもある守護神的存在の系譜が論じられていて、それも非常に面白かった。ここに確かにその流れはあるようで、宮崎アニメの影響も考えられる現代の日本人の持つ自然観の源流ともなっているのかもしれないのです。



<ニュース>

Radioheadの『In Rainbows』と『OK Computer』に隠された謎:『01』と『10』 - sta la sta(fromはてなブックマーク)
これは実践して聴いてみよう。全然違うんだけど、確かに何だか共通点を感じてしまうアルバム。


群馬県です(from儚雪の空)
このノリ大好きだ。出品者も楽しくなっちゃったに違いない。


年金記録の問題は超世代級長期データ管理という普遍的問題(fromはてなブックマーク)
それはそうなんだけど、でも何かしら良いやりようがあったはずではないかと。でもシステムの面は別として、問題が起こるとしてもかなり先になるから関係ないや、という意識は難しい問題ですね。


アップル、iPod nanoに新色「ピンク」を追加-8GB/23,800円。「バレンタインギフトに」 (from:::::HK-DMZ PLUS.COM:::::)
今使ってる第二世代のnanoの青色が好きなんですが、このピンクはかわいいな。


忠臣蔵とゆかりのあるお菓子「切腹最中」 (from:::::HK-DMZ PLUS.COM:::::)
は、ハラワタが・・・とか言っちゃダメ。


「ケータイ」「パソコン」「ゲーム機」「テレビ」のうち、“取り上げられたら困るもの”1位はやっぱり「ケータイ」(from移譲記章)
携帯が無いと待ち合わせできない。ちゃんと時間と場所を決めて人と会うということが無いです。


こんなイカした404エラーページが表示されたらひれ伏すしかない。(from天涯の森)
全てを投げ出してひれ伏すしかないな。


未映子の純粋悲性批判: 告知もろもろ&近況、そしてニュースアンカーのこと
先日芥川賞を受賞した川上未映子さんの日記。さっそく良い意味で大変なことになってるようで。ミクシやってると芥川賞作家にマイミク申請できるんだなあ。


おねだり、おねだり…でぽっちゃりニャン♪(fromPresto gicoso)
ああもうかわいいなあもう。


てんこもり。 【短レス】1081900
ほんとだ!!


ベア速 らき☆すたが荒木絵だったら萌えないよな(fromはてなブックマーク)
期待通りの、才能溢れるものが見れました。


漫画好きだけに理解される悩み - 北の大地から送る物欲日記
確かに、途中からとか終盤の盛り上がりが半端じゃない作品って結構あって、そういうのに限って序盤が単調だったり。作者が途中から開眼というか覚醒しちゃうパターン。「スラムダンク」や「げんしけん」も実はそのパターンなんじゃないかと思ったり。どちらも最初は結構ライトなノリなんですが終盤の重さが凄い。
[2008.01.24(Thu) 23:41] Trackback(0) | Comments(0) 見る▼
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西尾維新『不気味で素朴な囲われた世界』 

2008年01月18日 ()
<日記>

昨日は予告もなく更新休んでしまいました。
遊びに行って新年会も兼ねて飲んで帰ってきたので、更新する間もなく寝てしまいました。


<今日読み終わった本>

西尾維新の「不気味で素朴な囲われた世界」。

不気味で素朴な囲われた世界 (講談社ノベルス ニJ- 20)
西尾 維新
講談社 (2007/10)
売り上げランキング: 4565




きみとぼくの壊れた世界(以前書いた感想)の続編ですね。といっても同じ世界観(あるいは対立する世界観)の作品というわけで、登場人物は違います。

いやー、これは自由に書きすぎなのじゃないか西尾維新さん。彼特有の言葉遊び満載。思いついてしまったら何かしらの作品の中に入れて発表していかないと満足しないんでしょうけど、あまりにそのネタが豊富です。作品のことよりも小ネタを考えるほうが好きそう。

そんなやりすぎ感もふまえておいても、しかし素晴らしい作品。好き嫌いはあるんだろうけど、この独特の読後感は癖になります。同じく癖の強い佐藤亜紀作品が上質な洋酒のような本だとしたら、西尾維新の作品はチョココーティングした柿ピーのような、ありえないはずなのに美味しくて困ってしまうような本だと思う。おいしいですよね、あれ。

ライトノベルっぽい世界観、つまりいわゆるセカイ系に入るのかもしれないけれど、それを無理やり壊してるようにも感じます。小説というものを一度単語どころか紙を構成する原子レベルまで解体して、こうすれば面白いんじゃないかと再構築したような。囲われた世界からの脱却がテーマになっているのですが、その囲われた世界というのは小説という形態のメタファーなのかも。

他の書評ブログさんで知ったんですが、タイトルの中に”きみ””ぼく””こわれた”が含まれているんですね。つまりやっぱり囲われた世界だったとしても君と僕は壊れていて、結局同じことなんでしょう。

あと、作品のパワーとしては前作のほうが強いでしょうね。なのでこの作品を外伝として見てしまう感もあります。その辺はキャラの魅力の強烈さも影響しているんでしょう。西尾維新作品の魅力はキャラの魅力と同期しているような気がしますから。



<ニュース>

[ネタ]Twitterのロゴのeの部分がこち亀の両さんに見える(fromはてなブックマーク)
これはしょうもない。


ガイジンが「萌え」を理解した瞬間に立ち会った - GAME NEVER SLEEPS(fromはてなブックマーク)
なるほど、文化的背景が要因となってるということもあるのか。


服を壁に投げて片付けるという新しい発想 : Gizmodo Japan(ギズモード・ジャパン)(fromはてなブックマーク)
使い方によっちゃあ便利そうだ。


高いケーブルは音がいい?オーディオマニアに聞かせてみた >61%は高価なケーブルの方がいいと言った(from移譲記章)
この間やってたタモリ倶楽部で1000万のスピーカーが出てて、一生に一度は聴いてみたいと思いましたよ。そこまですごいのはいらないけど、そこそこ良いのは欲しいなあ。


とにかくオタクのせい(fromeverything is gone)
まあ叩きやすいところから叩いてるんでしょうね。
↓関連して。


<青森家族殺害>猟奇的ストーリーの漫画本を押収(毎日新聞) - Yahoo!ニュース(fromはてなブックマーク)
ひぐらしの話。内容からしたら叩かれるのは間違いでないとは思います。面白い、というのは免罪符ではないし。影響を受けないのであれば別に読んでもいいはずなんだけど、影響を受けやすい人が増えているのも確かなんでしょうね。そうなれば規制したほうがいいということにもなるんでしょうけど。

面白いものは是非とも読みたいものなので、みんなもっと影響を受けないように精進するべきだと思うのです。あと、自分の趣味に合わないからといって貶すという風潮が最近増えてるような気も。
[2008.01.18(Fri) 22:32] Trackback(0) | Comments(0) 見る▼
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『雨宮処凛の「オールニートニッポン」』 

2007年12月25日 ()
<最近読み終わった本>

雨宮処凛の「オールニートニッポン」 (祥伝社新書 86)
雨宮 処凛
祥伝社 (2007/08)
売り上げランキング: 34686


ネットラジオでの対談を本にまとめたもの。

”ニートでもいいじゃない、楽しく生きようよ”なんてものでは決してなく、対談という形式ながら現代の労働問題、若者の精神の問題、そしてニート問題と深刻に絡まりあうワーキングプア問題へと深い話が続く。ニートだけでなく学生も会社員も高給取りも政治家も、今現在の日本がどういう状況なのかを知りたいのなら、全ての人が読む価値のある本だと感じた。

ネットラジオでの機材セッティングなどの裏方をしているのは真正のニート達であるらしい。ひとつの活動するコミュニティとして、こういう組織が動いているというのは正直知らなかったし、労働問題全体に関しての知識も甘かったなあと痛感した。それと同時に今何かが動きかけているという勢いも感じた。グッドウィルの問題であるとか、ニュースとしては情報が入ってきていたけれど、その中心となっている梶谷氏の話など、個人の呼びかけによってこれだけ社会が動かせるんだというのは心強いもの。現代の若者が持つ問題に最も深く、しかも最先端で関わっていこうとしている本だと思う。


ちょっと駄々漏れのしょうもない感想になってしまいましたが、感じたことを走り書きまでに。タイトルから連想されるような軽い内容の本ではなく、結構重くのしかかる内容なので、正直なところ4月からの就職が決まっている今の状況で読んでよかった。就職決まる前に読むと精神的にちょっとハードだったかも。追い詰められてる時期もあったので。



<ニュース>

谷村新司(続・妄想的日常)
( 谷)<さらば 昴よ~
( つ¶
これいいな。


ニュース超速報! DVDプレイヤーを振りかざし 「レジの金を出せ」 3万5000円を奪って逃げる
何か他にもっとあっただろうに。


夜麻みゆき復活!ということで、夜麻作品を振り返ってみる(fromゴルゴ31)
なつかしいなあ。レヴァリアース読み直したいんだけど家のどのにあるかわからない。



何かやっぱり年末は不思議と忙しいものですね。
なかなかに予定が詰まっています。
明日は久しぶりに服を買いに。いいものがあるといいな。
[2007.12.25(Tue) 23:57] Trackback(0) | Comments(0) 見る▼
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