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佐藤亜紀『雲雀』 

2007年09月29日 ()
佐藤亜紀に少しはまり気味。
『天使』に続いて読んだのが続編の『雲雀』。
雲雀

続編といっても、本編である『天使』に対してのサイドストーリーが四編収録されています。主人公ジェルジュの部下となる、オットー・カール兄弟の話、ジェルジュの父であるグレゴールの話、また、ジェルジュが活躍する話もあって、『天使』を読んでからさらにその世界観に浸れるのはうれしいものです。

独特の文体と優雅かつシビアな表現は、結構くせになります。本の紹介としてはサイキックウォーズと表現されていますが、作品の雰囲気はその語感とは合わないな、という印象。超能力も登場しますし(というか重要な位置を占めます)、戦争ものではあるのですが、登場人物が必死に戦いまくるなんてものではなく、むしろ戦い以外の部分のほうが作品の中心となっています。戦争中の超能力者が、超越的な存在として歴史の裏で遊撃手のように活躍する、という部分ではヒロイックではあるのですが、どこか虚無的なのもおそらくその能力のせいなのでしょう。

読んで興奮するような作品ではないし、また泣けるような作品でもないです。それだけに良さを伝えるのは難しい作品でもあるのですが。分かりやすいわけではないのにこれだけ惹き付ける魅力を持っているのはその文章の良さゆえなのでしょうね。適度な酒のような、気持ちよく酔いしれることのできる文章を読みたいというのであれば、佐藤亜紀作品はかなりおすすめです。
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[2007.09.29(Sat) 22:59] Trackback(0) | Comments(0)
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