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マルキ・ド・サド『悪徳の栄え』 

2007年12月19日 ()
<今日読み終わった本>

悪徳の栄え〈上〉 (河出文庫)

サディズムの語源ともなったサド侯爵の代表作。

何て本読んでんだ、という突っ込みは置いておいて、何て本だこれは。と自ら改めて。

劇薬小説として有名であるとともに古典として読まれ続けてるのはどういうことだ、と気になって読んでみたのですが(まあキツい本をちょっと読みたかったというのもありますが)、これは単純に面白い。殺人、SM、近親相姦、スカトロ、もうありとあらゆる悪徳を詰め込むだけつめこんだ小説。

それはもう気分が悪くなりますが、ダークヒーローもののもつ楽しさといいますか、これだけ痛快なほど悪そのものの主人公はむしろ清清しいほど。悪を描いた小説というと以前読んだ佐藤亜紀『ミノタウロス』を思い出しますが(レビューはこちら)、中世から近代のヨーロッパという点では世界観が似てるものの、この『悪徳の栄え』のほうはもうぶっ飛んだ内容で、ミノタウロスにあった虚無感のようなものは全く無し。もう悪以外の何が大事だというの?という考えのもとに物語は進んでいきますから。同じ悪を描きつつも、全く別のベクトルに話が向いているというのは興味深いところ。

淫蕩に狂う美女ジュリエットの独白で描かれるわけですが、その語り口が馬鹿らしいほどお上品なのも面白い。そんな雰囲気で、美徳を憎み、悪徳を2ページにも渡るほどの長台詞で賞賛するというのはとてもシュールです。

裏教養小説とも呼ばれるこの作品。エログロに任せてサドが語りつくしたいのは、悪徳そのものである自分自身の哲学です。つまりエログロというエンターテインメントによって装飾された、稀代の変態による哲学書。

反面教師によって美徳とは何かを知るための本なんかじゃなく、これは人間のもつ最悪の欲求のみを狙って訴えかけたエンターテインメント小説なのではないだろうか、と感じた。

まだ上巻を読んでの感想なんだけど、もうお腹いっぱい。


<ニュース>

DL違法化が日本経済に与える深刻な影響 - 奇Ring・エッセンス(はてなブックマーク)
なるほど、企業としてもこれはかなりのリスクになるんじゃないか。そして大半の企業はこれに気づいていないんではないのかな。


書店で雑誌の表紙をチェックするPTA - OhmyNews:オーマイニュース(はてなブックマーク)
さすがにやりすぎじゃないかと感じてしまう。少年サンデーあたりのグラビアは大丈夫な範囲に入るんだろうけど、ここで言われてるのはおそらく青年誌で、それらは書店の青年誌のコーナーに置かれてるはずだし、法的にも18禁の部類には入らないもの。それを店頭から下げさせるのはもはや単なるクレーマーじゃないかと。


藤子A先生が今尚「フレッシュ!」が過ぎる件について(痕跡症候群)
ジャンプスクエアに連載してる漫画エッセイもなかなかぶっ飛んでますもんね。A先生の何でもない日常描いてるだけのはずなのに何故か漂う狂気。あの三色刷りがまた泥臭さがあって良いです。


ナタリー - TOWA TEIが板尾創路のデビューシングルを制作(はてなブックマーク)
KOJI 1200とか懐かしい。
動画発見したのでどうぞ。普通にかっこいい。
YouTube - koji 1200 - now romantic


らばQ : 高所恐怖症は見ないほうがいい、崖っぷち・ギリギリ画像18枚(はてなブックマーク)
ぎゃあああ。


歯磨き粉で体を洗ってみたら股がスースーした(ugNews.net)
洗顔料で歯磨きをしてはダメですよ。間違って使って不味さに吐きそうになりました。

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[2007.12.19(Wed) 23:08] Trackback(1) | Comments(0)
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